2009年9月23日水曜日

文明の海洋史観

今までなぜか食わず嫌いだったのでこの連休中に一気に読了。

(いや、仕事結構あったんですけどね…。仕事の間に読むつもりが
読書の合間に仕事になっちゃってちょっとやばい)

この議論がどれくらい的を得ていて、いまどんな評価をされているのか
は残念ながら知らないけど(調査依頼中)、
人間の歴史をすぱっと斬っていて興味深い。

「歴史」というごちゃごちゃしたファクトをスパッと斬ってまとめる
「史観」はいまの仕事と関連が深いと聞いていたけど、確かに納得。

正しいかどうかは別として、説得力はある議論。
ファクトの量と、その整合性がカギなのかな。

とりあえず知らなかったファクト大量に出されて、
それらがきれいに整理されて美しいストーリーになっていて、
しかも結論に違和感がないと、「ほほー」となりますもんな。

まあ若干の胡散臭さはあるけれども…

あと個人的に興味深かったのは、この本の議論って実は
「人はインセンティブに反応する」っていうのを
(たぶん)無意識に前提においていること。

かなりの部分これって真なんじゃないんだろうかね。

2 件のコメント:

mrmt さんのコメント...

プレッシャーかけてきてますなー笑

川勝さんは読んでないけど、ウォーラーステインとかも歴史を見る「大局観」みたいのが美しいよねー。確かにストーリーテリングという文脈でお仕事に通じるとこもあるねー。

kn さんのコメント...

よろしくお願いします、笑

「胡散臭さ」からは逃れられない職業なのかもね、とか思いまする