2009年9月26日土曜日

自明性の罠からの開放

「当たり前」から自由であるというのが第三者の一つの存在意義だと
思うのですが、それを主張しすぎるということは、「何もしらない」と
一瞥されてしまうことと背中合わせである。

したがって、「知ったかぶり」というのは重要な技術の一つ。

でもそれだけでは何も始まらない。

2009年9月23日水曜日

文明の海洋史観

今までなぜか食わず嫌いだったのでこの連休中に一気に読了。

(いや、仕事結構あったんですけどね…。仕事の間に読むつもりが
読書の合間に仕事になっちゃってちょっとやばい)

この議論がどれくらい的を得ていて、いまどんな評価をされているのか
は残念ながら知らないけど(調査依頼中)、
人間の歴史をすぱっと斬っていて興味深い。

「歴史」というごちゃごちゃしたファクトをスパッと斬ってまとめる
「史観」はいまの仕事と関連が深いと聞いていたけど、確かに納得。

正しいかどうかは別として、説得力はある議論。
ファクトの量と、その整合性がカギなのかな。

とりあえず知らなかったファクト大量に出されて、
それらがきれいに整理されて美しいストーリーになっていて、
しかも結論に違和感がないと、「ほほー」となりますもんな。

まあ若干の胡散臭さはあるけれども…

あと個人的に興味深かったのは、この本の議論って実は
「人はインセンティブに反応する」っていうのを
(たぶん)無意識に前提においていること。

かなりの部分これって真なんじゃないんだろうかね。